温泉の秘密
  

温泉の秘密


 このページでは温泉のひみつについて、ちょっとご紹介します。この業界での 常識は、あんがい、皆さんの考える「そんな非常識な?」ってことなのかも知れません。

 それと、あと過去に皆さんから寄せられた素朴な疑問に対するお答えなんかも紹介してみたいと思います。


質問やひみつ?

[温泉の定義(海水をあたためると温泉?)]・[温泉法の成立と、ミネラルと効能の関係]・[温泉を循環加熱しているって本当?]

[温泉って100%見つけられるの?]・[温泉を掘るひとってどんな人?]・[温泉なんてどこでも出るジャン!]

[お湯のない温泉て知っています。]・[温泉って飲んでもいいの?]・[家庭用入浴剤と温泉]・[温泉の税金]

質問やひみつ!

その答え!

1・温泉の定義について

(海水を沸したら温泉?)

(うちの井戸は温泉?)

 温泉の定義って、前章の「温泉とは」に詳しく書いてあります。でも具体的にどうかなって思うとこありますよね。例えば、うちの井戸温泉じゃないの?って。

 井戸水が温泉となるパターンは各地で見られます。特に鉄・メタ珪酸などは、地質の状況により案外含まれるものです。こういった場合、温度は低くても、申請を行えば温泉と認められることもあります。

 さて、海水はどうか?これも実は1リットルに35mgもの成分が溶けこんでいます。まったく同じものが地下から湧出した場合、ナトリウムー塩化物強塩泉になります。

 しかし、温泉法の基準では、地下から湧出するものと規定されており、海水を汲んできて温めても温泉とは呼べないようです。

 しかし、最近はこの海水特に深層海水を利用した「タラソテラピーというのもはやりかけています。

2・温泉法の成分

その効能について

この問題は、そもそも温泉ってなんやねん?というところに立ち返るものです。温泉法は、終戦直後、ドイツで制定された物を基準に作ったものといわれています。

 つまり、この成分が入っており、こう効く!だからこれを温泉法の成分にしよう!という議論ではなかったわけで、こう言う不思議な水がありき、これを調べてみると、普通の水と異なり、こんな成分が存在した。これを温泉としよう!ということなのです。

 したがって、Li(リチウム)とかSr(ストロンチウム)やI(ヨウ素)など、これが特にどう言う病気に効くかと言うのは、確立されていないのが現状のようです。

 温泉の入り口に張ってあるものは何か?と申しますと、メジャーエレメントを用い、環境庁が日本療養泉規定において、分類された温泉が、どのような病気に効くかを通知しています。

3・温泉を、循環加熱している

施設が多いってほんと?

 

温浴施設の心臓部お見せします。

 ほとんどの場合、本当です。理由として以下の事が挙げられます。
  1. 温泉の湧出量は無限ではない。
  2. 温泉旅館とか、温浴施設は源泉を所有しているところもあれば、旅館組合などの組合から買っているところもあります。したがって、買えば買うほどお金がかかります。
  3. 温度のロスが大きい。
  4. 同様に、風呂の温度を保つためには、45℃くらいの注し湯が必要です。つまり、風呂に湯を注すところで45℃を超える温泉と言うと、46〜48℃近いものが必要になります。源泉まで距離があり、温度低下を招く場所であれば、さらに温度は必要です。こういった場合、汚いようですが、あふれたお湯をそのまま捨てず、温度の高いものをすこし昇温したほうが、お徳なのです。
  5. 温泉を捨てられない。

最近は環境問題が盛んに論じられております。下水道も各所で整備され、排水はすでに上水の中に料金として組み込まれている時代なのです。しかし、温泉の場合、使えば使うほど、排水処理代がかかってしまいます。また、法律により、浄化槽に入れることは出来ません。水質汚濁防止法に適合するように、薄めるなどして排水するしかないのが現状です。

●既得権を持った古い温泉地のように、あるだけ使って捨ててしまうと言う贅沢な利用はほとんど出来ない時代になっているのです。

4・温泉って100%

見つけられるの?

 個人的に、「ここ温泉が出るの?」って聞かれる方が多いです。みなさん興味津々!でも100%見つけられているのかと申しますと、正直申しまして98%です。

 この内容として、温泉の開発の成功と言うところの説明が必要なのです。

 みなさん、よく「温泉が出るのか?」と、きかれます。このような場合、反対にお聞きするのです。「どのような状況が温泉がでということなのですか?」つまり、温泉の三要素である温度・泉量・泉質の基準をお聞きするのです。 

(余談ですが、この温泉に対する価値観の地域差って大きいですね。一度遠くにお住まいの親戚や友人と比べてみてください)

 ほとんどの方は、さわって「熱い」と言うこと意外、あまり意識されていないようですが、そんなことは、温泉事業において、ほとんど意味が無いことなのです。そのことは、また別のページで述べることとして、

温泉をちゃんと見つけたか?調査の数値の信頼性は?と言う質問には…ちょっと困ります。予測した温度はほとんど的中します。しかし、量と質は、だいたい70%くらいの確率であてられるでしょうか。あとは、調査した結果より良かったり、悪かったり…科学もそうですが、万能ではありません。

5・実際に温泉を掘る

または掘りそうな方って

 最近の温泉掘削って、どんな人が掘っているの?もちろんうちの会社の技術員です?なんて冗談ではなくて、温泉を掘ろうと言う方!のお話です。

 実に多種多様な方がおられます。「温泉の上手な使いかた」の章でも紹介しておりますが、まず、健康ランド等の温浴ビジネス、あたらしいホテル等をお考えの方、また、病院などで医療用に利用されようという方、銭湯や温泉に夢を持ち、それに賭ける方、いろいろおられます。

 でも共通しているのが、「温泉が好き」ということと、「大きな夢をもっている」ということ、あとは「自然が大好き」という方が多いですね

6・どんなとこでも

温泉って出るジャン!

と言う方へ

 私どもから言えば、まあ、そうですねとしかお答えできません。実際に出してきているのですから…しかし、知っていただきたいのは、この事実は涙ぐましい努力の結果だということです。

 へんな例えかもしれませんが、最近の自動車は100km位のスピードはあたりまえです。しかし、10年前〜15年前はどうだったでしょうか。100kmで走ると、ハンドルをしっかり握ってないと怖いくらいだったはずです。この技術の進歩は、開発技術者が並々ならぬ努力をして作ったからだと思います。

 それを、車なんて100kmはあたりまえジャンと言うのと一緒で、…技術的な立場から言うと「そうですね…」といいつつも、今までの努力を考えると複雑なのです。

 じゃあ実際に掘れば出るか?そんな甘いものではありません。調査と掘削、利用施設の開発まで蓄積されたノウハウが良い温泉の開発には必要不可欠です。

7・「お湯の無い温泉!」

って知ってます。

 「温泉は入浴するもの」と言うのがあたりまえです。しかし、お湯の無い温泉ってのもあるんですよ。なあんだ、と言うお方も居られるでしょうが、まずはご紹介。

岩盤浴

 特に東北の玉川温泉が有名ですよね。岩盤に含まれるラジウム線を利用するものです。ドイツでも洞窟の中で、このラジウムにあたって治療をすると言う医療が行われています。

テルマリウム

 日本語にすると輻射サウナのことです。写真に見られるように、ドイツ製のものが主流です。椅子の中に、熱水を循環させ、その輻射熱であたたまる温浴法です。

砂風呂

 これは、温泉ずきの方でしたらご存知の方が多いですよね。結構、時間がたつとあったまるそうです。

タラソテラピー

 温泉ではないのですが、海水の成分はほとんど濃い温泉と同じです。これを利用してプールやリラクゼーションエステが行われています。(あたたかくなければいいのか!)

森林浴

 温泉と言うとちょっとくるしいですね??…でも、温泉と森から得るフィトンチットなるものの、複合作用は見逃せません。

8・温泉を飲んでもよいか

 基本的に、どんな温泉でも飲むことができます。でも…たとえば、一般的に有害とされているヒ素やフッ素なども温泉には含まれています。こんなのは飲んでいいのでしょうか?

しかし、案外知られていないこととして、これらの元素が案外、微量必要で、これがないと生きていくのに支障があるのです。温泉は飲む野菜と呼ばれているくらいミネラルが豊富です。

 しかし、このような温泉も、飲泉として供する場合

@過マンガン酸カリウム消費量が一定レベル以下

A大腸菌が検出されないこと

B一般細菌が規定数値以下のこと

をクリアーすること(上記三つは衛生管理)

と許容量(希釈をするとか時間とか…)を明示すればほとんどの温泉はのめます。

 飲むことも、温泉の効果を得る近道です。どうぞ、御一杯!

9・家庭用入浴剤と温泉

 家庭用入浴剤、最近ブームですね。我が家も毎日、何か放り込んで使っています。この入浴剤効果はあるのでしょうか? 

 こたえは「効果があります!」です。成分的に、あまり多くないので、比較論から言えば、天然温泉と比べて効果は多くないのですが、主成分が炭酸水素ナトリウム(美人の湯の元でお肌がつるつるになる効果あり)と、香料(かおりのアロマテラピー)の効果が、入浴効果を増進させると考えられます。

 むしろ、扱いが大変な温泉より、袋一つで楽しめる入浴剤のほうが、ラクチン?

自宅で簡単に温泉気分!楽しいご入浴を

10・温泉の税金

 温泉の税金?そんなものあるの?とおっしゃいますが。いろいろとあります。最も代表的なのは「入湯税」これは、市町村が課税するもので、温泉の周りの保護や環境美化などの目的で温泉を利用する方から徴収するものです。だから、古い温泉町ではありますが、最近の掘削された温泉ではあまり無いですね。金額は一般的に数百円までですね。

 また、当然、温泉の入場料には消費税や特別地方税もかかっています。

 あと、参考までに温泉を掘削し、事業のために供給する会社等を設立した場合、償却資産として扱えますので、7年から最長25年まで、経費として償却するすることが出来ます。

 

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